- 問題解決がうまくなりたい
- なぜを突き詰めても問題が解決できない
- なぜとなにの使い方の違いって?
「なぜ?」を突き詰めるのは問題解決に役立ちますが、自分に対して使うとメンタルを病む可能性があります。
なぜ?を自分に問いかけるけど、状況が一向に良くならない。。
実は、「なぜ?」と「なに?」の使い分けが重要なんだ!僕はこの考えを知ってから、問題解決が得意になったよ!
常に適切な行動がしたいなら、「なぜ?」と「なに?」の問いかけを使い分ける必要があります。
この記事を最後まで読めば、「なぜ?」と「なに?」の使い方が理解できるので、問題解決がうまくなります。
ここからは現状をなかなか打開できないあなたに向けて、心理学やコーチングの観点からわかりやすく解説します。
「なぜ?」を自分に対して問いかけるデメリット
結論からいうと、
- メンタルに悪影響
- 思考停止してしまう
という、2つのデメリットがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
「なぜ?」がメンタルに悪影響を与える理由
「なぜ?」と問うと、「被害者のメンタル」になってしまう危険性があります。
理由としては僕たちが小さい頃、「なぜ?」という問いはネガティブな状況で使われてきたからです。
小さい頃、いたずらがばれたときや怒られるとき、「なんでそんなことしたの?」と、「なぜ?」の問いを使われた経験、ありますよね?
つまり、「なぜ?」=「悪いことをした」という感覚が染み付いているのです。
なので、自分に対して「なぜ?」を突き詰めると、まるで自分を責めているような気持ちになり、メンタルを病んでしまいます。
「なぜ?」が思考停止させる理由
「なぜ?」と問うと、1番簡単で最も適してそうな答えを探してしまいます。
なぜなら人間の脳みそは、とにかく楽をしたい性質を持っているからです。
「なぜこんな失敗をしたんだろう?」という問いをしたとき、脳は「自分の能力が低いから」と、簡単でそれっぽい理由を見つけます。そこで満足して他の選択肢を探すことをやめるのです。
なので、「なぜ?」を自分に問うと視野が狭くなり、結果的に思考停止状態に陥ります。
「なぜ?」の悪い面ばかり説明したけど、適切な場面では欠かせないほど重要な問いなんだ!これから解説していくね!
「なぜ?」を効果的に使う方法とは?
結論からいうと、
ということです。
自分に対して使わなければ、ネガティブに引っ張られる心配もありません。
- なぜお客さんが減ったんだろう?
- なぜこのお店はこんなに繁盛してるんだろう?
- なぜ若い人に人気なんだろう?
など、ビジネスや日常の場面で使うと、深く思考するきっかけになります。
たしかにそうかも。でも自分に対しての問いかけはどうすればいいの?
「なぜ?」と「なに?」の影響の違い
自分に対しての問いかけは、「なに?」を使いましょう。
「なぜ?」がまわりの環境理解に役立つのに対して、「なに?」は自分の行動を理解することに役立ちます。
同じ失敗をしたとして、
「なぜできなかったんだ?」
⇩
「自分に能力がないから」
⇩
「やっぱり向いてないのかも」
と、ネガティブなループに陥りやすい「なぜ?」に比べ、
「なにが原因なんだ?」
⇩
「きっと確認不足だ」
⇩
「次は二重に確認しよう」
というふうに、具体的な行動を引き出せるようになります。
これが「なぜ?」と「なに?」の違いです。
よしきの経験談
僕自身、失敗に対しては「なに?」を使うように心がけています。
ブログの執筆がうまく進まない
⇩
なにが原因なんだろう?
⇩
記事を書く際の型がずれてきてるのかも
⇩
うまく書けた記事を見直して参考にしてみよう
一例ですが、こんな感じ。
「なぜ?」はクリティカルシンキングの入口として使います。
このアイデアがいいと思う
⇩
なぜ?
⇩
〇〇なメリットがあるから
⇩
なるほど、でもデメリットはないの?
⇩
〇〇がデメリットかな
⇩
じゃあそれが起きたときの対処法は?
というふうに、自分の考えやアイデアに疑問を突きつけて、深掘りするときに使います。
クリティカルシンキングを知らない方は、下記の記事もあわせて読んでみてください↓
良い思考に欠かせないスキルです。
まとめ
- 「なぜ?」を自分に対して使うときは注意する
- メンタルを病んだり、思考停止の危険
- 自分に対しては、「なに?」を使う
とはいえ、「なぜ?」も「なに?」も欠かせない問いかけスキルです。
ですが、「なぜ?」の間違った使い方は、あなたを苦しめる可能性があります。
せっかく前を向いて進もうとしてるのに、そんなのは悲しすぎますよね?
芽生えた行動力の種を摘まないよう、場面によって使い分け、常にベターな選択が取れるように練習してみましょう。
僕もがんばります。